2008年04月17日
不調な体
人の体というのは、自分で感じる感じないは別にして、好不調があります。不調なときから好調になったときというのは感覚としてよくわかります。たとえば体が軽くなったとか、内臓の働きがよくなりお腹がすいてくるとか、食欲が出てきた、夜よく眠れるなど症状としてもよくわかります。
反対に好調なときから、不調に入っていくときがよくわからないものです。どこかが痛いとか、重いとか、苦しいとかの症状が出てくると感じるのですが、それまではあまり不調が感じられないものです。でもそんなときほど体を疲れさすことをよくします。体によくないことをよくします。
たとえば好調なときなら早く眠りにつくのに、不調なときにはだらだらしていてなかなか眠ろうとしないし
、食事でもついつい食べ過ぎていることに気がつかない。あるいは食事量はそんなに変わらなくても、後の間食が多くなったりしている。
普段それほど間食が好きでもないのに、いろいろなものを食べてしまう。しかしこれを不調のときのサインであることがわからないので、食欲がよくあると変に納得している人が多いのです。この変に食欲の出る人というのは、もう相当にストレスの溜まっている人で、精神的にイライラしているから食べることによりストレスを晴らそうとしています。
夜、寝付けないというのもその始まりであるといえるのではないかと思います。つまり何か、自分の中で気に入らないことがあったり、不安とまでは行かなくても気がかりなことがあったり、あるいは精神的ではなく肉体の疲労が溜まってきたりしているとこれがストレスとなって、好調なときにはしないようなことをついついしてしまうということがあります。
そしてだんだん感情がゆすぶられてきます。些細なことで腹立たしく思ったり、急に不安になったり、いつもしていることが面倒くさくなったり、ちょっとしたことで人を恨んだり、また明るく元気な人がねたましくなったり、とにかく自分以外の周りの人がうっとうしかったり、うるさかったり、煩わしく思えたりしてくることが多くなってきます。
若い人たちは、自分が疲れるなどと思っていないから、このようなことがよく感じられないので、目が合ったといっては喧嘩をし、あるいは酒を飲んで憂さを晴らそうとしてついつい騒ぎすぎて、よその人に喧嘩を売ったり、買ったりしています。
現代人は、心身ともに疲れている人たちが多すぎるくらい多いものです。このような時はあまりまともな考えができないことがあります。そして、心療内科やカウンセラーのところでお世話にならなくてはならない状態になってきます。だから今、カウンセラーの先生たちは大変忙しい状態です。
私たち鍼灸師は、カウンセリングのテクニックを勉強したわけではありませんが、肉体の悪いところを治しながらも、感情の沈静も一緒にやっています。体が好調になると心も軽くなり、明らかにものの考え方も変化が見えてきます。
今、カウンセリングを受けている人や、心療内科で治療を受けている人がありましたら、ぜひ一度鍼灸治療を受診されることをお勧めいたします。
- by koyama-chiryouin
- at 17:18
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